重層的支援体制整備事業
重層的支援体制整備事業は、既存の枠組みを超えて、①断らない相談支援、②参加支援、③地域づくりに向けた支援の3つの支援を一体的に行うことで、こうした新たなニーズや地域生活課題に対応していくことを目的としています。
四万十市では、市役所内(本庁)に重層事業の中核を担う多機関協働事業の機能を設け、各分野で受け止めたニーズのうち、制度の狭間の課題や複雑・複合的な課題を抱えた方(世帯)の課題を取り扱い、分野を超えた支援体制の構築に努めていくとともに、社会とのつながりづくりに向けた参加支援事業や長期にわたりひきこもり状態にある方等の伴走的な支援のためのアウトリーチ事業を新たに位置づけ、課題解決とその課題の再発を防止するためのアプローチを展開していくことになっています。
重層的支援体制整備事業リーフレット
重層的支援体制整備事業リーフレット (5476KB) |
関係機関の皆さまへ
重層的支援会議・支援会議の手引き (2269KB) ※はじめにお読みください。 |
重層的支援体制整備事業_帳票集 (2024-06-25 ・ 842KB) ※ご活用ください。 |
新設された3つの事業の紹介
多機関協働事業(四万十市福祉事務所・四万十市社協)
地域住民の抱える「複雑化・複合化した課題」とは、一つの世帯に複数の課題が存在している状態です。例えば、高齢の母親と障がいのある息子の二人世帯で、母親が入院して要介護状態になったため、今後の生活について、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターに相談が寄せられた場合、従来の属性別の支援では、世帯まるごと支援することが困難となります。
多機関協働事業では、このような複合的課題を抱えた世帯の支援について関係機関と協働して対応していくことになります。四万十市では、既存の相談支援の仕組みを活用し、分野外の相談についても耳を傾け、どこでもワンストップで相談を受け止め、円滑な連携のもと対応できる体制づくりを進めていきます。