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多機関協働事業

重層的支援体制整備事業

重層的支援体制整備事業は、既存の枠組みを超えて、①断らない相談支援、②参加支援、③地域づくりに向けた支援の3つの支援を一体的に行うことで、こうした新たなニーズや地域生活課題に対応していくことを目的としています。
四万十市では、市役所内(本庁)に重層事業の中核を担う多機関協働事業の機能を設け、各分野で受け止めたニーズのうち、制度の狭間の課題や複雑・複合的な課題を抱えた方(世帯)の課題を取り扱い、分野を超えた支援体制の構築に努めていくとともに、社会とのつながりづくりに向けた参加支援事業や長期にわたりひきこもり状態にある方等の伴走的な支援のためのアウトリーチ事業を新たに位置づけ、課題解決とその課題の再発を防止するためのアプローチを展開していくことになっています。

重層的支援体制整備事業リーフレット

関係機関の皆さまへ

※はじめにお読みください。
※ご活用ください。

新設された3つの事業の紹介

多機関協働事業(四万十市福祉事務所・四万十市社協)

地域住民の抱える「複雑化・複合化した課題」とは、一つの世帯に複数の課題が存在している状態です。例えば、高齢の母親と障がいのある息子の二人世帯で、母親が入院して要介護状態になったため、今後の生活について、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターに相談が寄せられた場合、従来の属性別の支援では、世帯まるごと支援することが困難となります。
多機関協働事業では、このような複合的課題を抱えた世帯の支援について関係機関と協働して対応していくことになります。四万十市では、既存の相談支援の仕組みを活用し、分野外の相談についても耳を傾け、どこでもワンストップで相談を受け止め、円滑な連携のもと対応できる体制づくりを進めていきます。

アウトリーチ事業(基幹相談支援センターゆくり)

精神疾患や発達障がい、失業や人間関係といった要因により、外との交流が断絶し、自ら「助けて」を発信できず自宅にひきこもりがちになり、課題が潜在化、深刻化する方が四万十市においても増加傾向にあります。
こうした方々を支援していくには、「待ちの姿勢」ではなく、自宅に出向き、時間をかけて関係性を構築しながら、その人にとって本当に必要な支援につなぐアウトリーチによる支援が必要となります。
アウトリーチ事業では、その人らしい生活を送ってもらうため、本人だけでなく、家族や地域社会との調整を図りながら伴走的につながり続けることで課題解決の糸口を見出していきます。

参加支援事業(NPO法人つながるねっと)

地域住民が抱える課題が複雑化・複合化し、解決が難しくなっている背景には、社会的孤立等の人間関係の貧困があり、社会とのつながりを回復するための支援は重要視されています。
参加支援には、交流の場づくりから就労支援、居住支援など、当事者の抱える課題によって様々なバリエーションがありますが、従来の高齢者・障がい者・子ども等の対象者別の制度の枠組みでは解決が難しい「狭間のニーズ」もあり、地域のあらゆる資源(企業や団体)、さらには地域住民と協働した「参加」の仕組みづくりが求められます。
参加支援事業では、当事者の強みを引き出し、一歩ずつ着実に社会とのつながりを再構築していく個別的な支援を進めていきます。
社会福祉法人   
四万十市社会福祉協議会
〒787-0012
高知県四万十市右山五月町8番3号
TEL.0880-35-3011
FAX.0880-35-5241
mail:ssk@shimanto-s.or.jp

西土佐支所
〒787-1603
高知県四万十市西土佐用井
1110-31
TEL.0880-31-6111
FAX.0880-31-6112
mail:nishitosa@shimanto-s.or.jp 

四万十市多目的デイケアセンター
〒787-0023
高知県四万十市中村東町2-4-13
TEL.0880-34-3636
FAX.0880-34-3859
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